STAY HOME WEEKは「断捨離ウィーク」5年かけてミニマリストになったわたしの断捨離ルール【衣類編】
この記事は、はてなブログサービスのお題「断捨離」をテーマに書いています。
コロナの影響から、ゴールデンウィークはステイホームウィークと呼ぶそうですが、わたしは普段から「ステイホーム」でドラマや映画を満喫しているので、あまりピンときません。でも、せっかくなので有意義に何か集中的にできることをやろう!ということで「ステイホーム・断捨離ウィーク」です。
わたしは「汚家」「汚部屋」製造機だった
こどもの頃から片付けは苦手でした。しかも、ひとつのことしかできない不器用なわたしが、女性、会社員、妻、主婦、母と、数々の肩書をこなせるわけがなく、18年かけて残ったものは「汚家」だけでした。
家庭の事情で、息子と2人上京することになった時、わたしは仮の暮らしになるのだから「必要最低限のもの」だけ運んで引越し、そこから始まった小さな暮らしです。
その後、夫は単身赴任となり、帰省するたびに少しずつ処分したり、東京に持ち込んだりが続き、2年前に地元の家を借家化するために全ての荷物を一斉処分。ハレて家族一同「汚家」を卒業することができたのです。
今回、ステイホーム・断捨離ウィークで何を捨てるのかというと、衣類です。単なるミニマリストではなく、トランクひとつで旅する寅さんのようになりたいわたし。まだまだ荷物が多く、まずは若干ゆるめに残っていた衣類を厳選したいのです。
一般的な常識にとらわれないこと
世間一般の常識に囚われるなと教えてくれたのは、随分昔のことですが夫の一言でした。
「洗濯物なんて干してるとこから持っていくから、畳まなくてもいいじゃん」
なんということでしょう、畳んで各々の部屋の収納ケースにしまうのが面倒vs入浴時にイチイチ部屋にタオルと着替えを取りに行くのが面倒。その戦いは、戦いにならないどころか、協定を結ぶじゃありませんか!
その後、下着類を除いた衣類は、ほぼハンガー収納となりました。しかも、洗濯物を干す場所に、部屋着や普段着用の衣装収納を移動。脱衣所に洗濯機があるので、汚れ物を回収する手間も省けます。
- 夜:リビングから洗濯干し場を通り、タオルと着替えをゲット→脱衣室へ抜け入浴。
- 朝:脱衣室の洗面台へ行き、寝衣を脱ぐ→洗濯干し場にて普段着に着替える(逆順も可)
- 夜:汚れものが入っている洗濯機のスイッチオン→乾いた洗濯物の下着は人別の引き出しに収納、他は分別せずハンガーラックへ移動→洗濯機が任務完了→下着以外をハンガーに干す
なんということでしょう!(2度目、劇的ビフォーアフター風に)
衣類を畳んで収納するという常識、衣類は各々部屋のクローゼットに収納しなければならないという常識を、見事覆しています。しかも生活の動線を考慮した配置となって、時短家事にもなっています。
なのに汚家だったのは、他にも問題が山積みだったからなのでしょう。その辺は追々…。
では、あれから進化し続けた、わたしの衣類に関するルールを紹介します。
洗濯物はハンガー収納を心がける
夫の一言を機に「下着以外はほぼハンガーライフ」となりましたが、ハンガーライフのメリットは以下の通り。
- 衣類にシワがつかない。畳み皺さえつかない
- 家事「洗濯」の工程が減り、時短につながる
- ハンガー数=衣類の数になり、過剰在庫を防げる
住居環境にも左右されることです。お住まいの間取り、収納スペース、生活動線に合わせてベストな状態を見出すのがコツです。
インナーはすべて同じモノをまとめ買い
意外と、靴下および女性のインナー上下の相方というのは大事でです。時に相方が失踪することがあると思いますが、捜索は身も心も疲れます。失踪理由は様々で、行方不明、汚れによる負傷、穴あきやゴムが伸びるなどの重傷がメインかと。
夫婦や恋人を都合よく取っ替え引っ替えするのは、倫理的にいかがなものかと思いますが、衣類ならば合理的。ならば、取り替えが効くよう、全て同じものにしてしまえ大作戦です。
ルールは簡単。
- 同じ靴下を多めのバンドルで買う(5〜10pセットがベスト)
- 靴下の色は黒色、もしくは紺色(汚れにも耐え、シーンを選ばない色)
- 10pセットで買ったなら、10足全部下ろしてローテーション使いする
- 下着は同じデザイン・色の上下セットを複数購入。
若干補足します。
1.は同じ単品商品を複数購入でも良いのですが、靴下は同じ物がバンドルされているものの方が安いし、色合いなども同じロットになるはずなので、相方を変えてた時に微妙な色や編み目などの違いが発生しないです。
2.は、汚れが目立たず、TPOを選ばず、どんなファッションジャンルにも合う色とデザインが前提。わたしは、黒色のミディアム丈のオーソドックス編み目の靴下です。ビジネスカジュアルも、ガッツリカジュアルも、大抵カバーしてくれます。冬のタイツとも相性が良く冷え対策にも!
3.は、備蓄好きさんは抵抗あるかもですが、多めに買ったからといって若干予備に残していてはダメです。なぜならば、第1陣が負傷した際に第2陣を後から送り込んだとしても、新人感を隠せず不自然になるからです(ヘタレ感、洗濯による色褪せ感)。10足まとめて買ったなら10足で出陣し、しかも出陣回数をできるだけ揃えるのがポイントです。
4.の下着ですが、現在は同じデザインの色違いを7点、曜日ごとに使用していました。今回ルールを変更する理由は、失踪後に残された相方の処分に困っているため、靴下と同じルールにしようと思ったわけです。
仕事用・普段着は7セット以下
フランス人は10アイテムしか持たずに組み合わせを楽しむ的な本が、一時期書店を賑わせており読みました。でも、わたしはこの組み合わせを考える時間(労力)さえ無駄というか苦痛というか…。
本当は、毎日同じデザインのモノを着たいのです。洗い替え用に何着か予備があればいいというのが極論。ほら、スティーブジョブズ的な、もしくは、アニメ銀魂の坂田銀時的な、もしくは、カジサック的な。ユニフォーム化を実践している人、まだいる?
でも、会社勤めしている女子はなかなか勇気がいることなので、妥協案にしたわけです。月曜日はこの服、火曜日はこの服…と、曜日ごとの制服制、7セット。これ以上の在庫は持たないし、なにより、朝「何着ようかな」のロスタイムもなくなります。
アウター・靴は3点のみ
アウターも靴も1着でいいじゃない!と言いたいところなのですが、日本に住む以上、季節に合わせたものが必要です。なのでそれぞれの三銃士を厳選!
アウターの三銃士
- 肌寒い時期、兼、雨避けになるコート
- 寒い時期、東京もたまに雪が降るので降雪にも耐えられるレベル
- 上記2着よりドレスコードがちょい上のもの(自分の生活環境内レベル)
靴の三銃士
- いっぱい歩く時用のシューズ
- 普段もちょっとしたシーンでも使える、かかとのあるもの(ドレスコードちょい上レベルに耐えられるもの)
- 雨と雪に耐えられるブーツ
「楽しい」より「楽チン」な方を選ぶこと
ルーティン的なことで、考える時間を奪われるのは勿体無いです。毎日のお決まり事は、選択肢を減らすことが1番です。素敵に見られたいとか、そんな他者基準ではなく、着ていてシックリくる色合い、着ていて楽チンなデザイン、手入れや収納が楽チンな素材、定期的にドラフト会議をしなくてもよいように、安さよりも長持ちするもの。飽きのこないもの。
まだ、色んなおしゃれな服を試したいという思いがあった時は、定期レンタルサービスを利用するのも手かと思いましたが、「探す、受け取る、送り返す」の手間を考えて断念。ようやく自分にとっての「楽しい」と「楽」の頃合いを取れるようになってきました。
そろそろわたしのレギュラー陣も引退のご様子。ステイホーム・断捨離ウィークで2軍も戦力外も一斉解雇し、しばらくは、厳選された7着で暮らして行こうと思っています。