女ひとり酒に憧れるも未だ「ハイボールとメンチカツからの息子飯」〜TVドラマ「ワカコ酒」
この記事は、はてなブログサービスのお題「気になる番組」をテーマに書いています。
ひとり行動を楽しむことを「ソロ活動」と称するそうで、5年前に上京した頃に初めて知りました。せっかく東京に住んでいるのだから「ソロ活動」を楽しんじゃおう!と思いったものの、なかなか上達できないでいます。
やってみたいソロ活動の一つに「ひとり酒」がありました。「行きつけのお店」「馴染みの店」そんなお店が近所に探せないかなーと思っていると、1件素敵なお店を発見!ところが、勇気がなくてなかなか入れずにいます。
ひとり飯、ひとり映画館、ひとり動物園、ひとりテレビ収録観覧、ひとり乗り鉄など、やってみたいことはほぼチャレンジ!でも、どうしても「ひとり酒」だけが踏み込めません。
飯テロドラマ「ワカコ酒」と出会ってしまった
ドラマを観るのは好きな方で、毎回季節の変わり目には必ず新番組をチェックします。民法公式テレビポータル「TVer」でそれぞれ第一話の配信がはじまると、気になった番組を視聴し、続きも見たいと思ったらお気に入り登録をする、そんなことをTVerが始まってからずっと続けています。
もともと食を扱った作品にはあまり興味がないので、原作・アニメを含め、ノーチェックだった「ワカコ酒」ですが、シーズン5にもなるのかと驚き、視聴してみることにしました。
OPがはじまるとすぐに、忘れかけていた「ソロ活動 ひとり酒編」への憧れが、微かに蘇ります。
村崎ワカコ26歳 酒飲みの舌を持って うまれたがゆえに 今宵も居場所を求めて さすらう 女ひとり酒
単なる呑兵衛な女が酒道楽に没頭し、お店の宣伝を兼ねた食テロ番組だろ?とタカを括っていたわたしをブン殴りたい!ちゃんとワカコはOL業をこなし、仕事を頑張った帰り路にご褒美として食事とお酒を楽しんでいます。しかも食材へのリスペクト感が半端ない!
なにより幸せそうに飲食する表情にやられてしまい、動画配信サービスにてシーズン1から見返してみることに。すると、今よりもワカコの人柄がわかるストーリーが展開されています。
寄り道のひとり酒を糧にOL業を頑張り、時には職場の人間関係に一喜一憂するワカコ。決して、お店のお客さんや店員さんとのコミュニケーションを積極的にするわけではなく、ただ同じ空間で食事とお酒を楽しむだけで、気持ちの切り替えや捉え方を変えるための発見をする。そんなワカコを、なんだか尊敬の眼差しでみるようになってしまいました。
26歳にしてこの感情マネジメント力の高さ!これぞまさに「酒は命の潤滑油」。憂さ晴らしに酒を飲む(ひと昔前の)新橋のサラリーマンとはわけが違う!酒のチカラを借りなければ、言いたいことが言えない飲みニケーションとはわけが違う!。迂闊にも、ワカコに弟子入りしたいと思ってしまいました。
まだまだ修行がたりないわたしはワカコになれない
毎回見るたびに、扱われたメニューとお酒が欲しくなるのですが、コロナ渦のため自粛です。ところが、身近に感じられるメニューが取り扱われた第3夜を見た後、暴走してしまいました。
メンチカツですってよ、奥さん!メンチカツって言ったら、近所のスーパーのお惣菜のメンチカツも結構ジューシーで美味しいのよねー!
あらー、なんだか美味しそうなソースじゃない!でも、ほら、ウチのスーパーのメンチカツは、ソースなしでもいけちゃうのよー!
ワカコ師匠!ハイボールっすか?メンチカツとハイボールっすか?
ぷしゅ〜ぅ
んもーダメ!師匠、わたしもメンチカツとハイボール買ってきますっ!
ということで、買ってきましたが、やはり画力に欠けます(当然です)
昼飯なのに、酒飲んじゃってますけど何か?(誤解のないように釈明すると、昼から酒を飲んだのはこの日が初めてです)
「焼酎 ハイボール レモン」最近お気に入りです。しかも体に優しい「3ゼロ」です。甘さ控えめでどんな食事にも合いますヨ。
在宅勤務で、オンオフ切り分け上手になった自分にご褒美をあげたくなったのでしょう。若干お酒が進みます。息子が目の前にいるので、完全にひとり酒とはいきませんが、ほぼほぼ会話がありませんので、ほぼひとり酒です。その気になって調子こいて、食事が終わった後も、ブログの今後の計画を立てながらカウンターで呑みます。
西陽が当たる窓辺のカウンターで、カンチガイ女のひとり酒。テンション上がって息子に話しかけます。息子が芸人を目指して入った専門学校時代、まだ相方を探せずピンで活動していました。数ヶ月という短い期間ですが、その頃の数少ないネタの中に、わたしのお気に入りのものがあります。そのネタの権利をくれ!と交渉。息子が欲しい本1冊分の値段で買い付けることに成功しましたが、それと同時に当時の資料用映像も入手。
若干ほろ酔い状態で見ていたら、あのころを思い出して酒が深くなってしまいました。
気づけば自分でベッドメイキングして、寝てしまったようです(雑魚寝をしないあたりを自分で自分を褒めたい!)。夕飯支度をしてくれた息子と、なにやら会話をした記憶はあるものの、朝までヨダレを垂らして爆睡。
うっすら二日酔い気味でしたが、普段通りに起床して普段通り在宅勤務体制に入りましたよ。ぽわーっとしながら作業していると、空腹に耐えられず、在宅勤務の特権を活かして早弁!昨晩息子が用意してくれた夕飯を、温め直して食します。
まだまだワカコ師匠のように、上品にひとり酒を楽しむことはできません。でも、息子にとっては「めんどくさい存在」になってしまいましたが、まぁまぁ幸せいっぱい・夢いっぱいな休日を満喫しましたよ。コロナ渦が終わったら、番組で紹介されていたお店に行ってみようかな。
それまで、ドラマ「ワカコ酒」を見て、食事と酒の楽しみ方を学ぶことにします。