Watana Bear's journey of life

旅するしろくま

徒然なるままに朝活について思いを馳せて見るも、何の解決策が浮かばない今日この頃。

 何年前だろう、デキル人間は朝4時に起きて活動するんだぜー的なブームが起こったのは。当時朝が苦手だったわたしは、とてつもなく羨望の眼差しを向けながら、Twitterハッシュタグ「4時起き」を見ていた。

 その後、朝活という言葉がチヤホヤされて、朝からカフェで勉強したり、ウォーキングやらヨガやら爽やかに運動したりするのがブームとなった。5年前に上京した時は、出会い系パーティー的な朝活まであるのを知って、なんでも朝にやりゃいいってもんじゃーないだろうが!とやっかんだりもしたのだが、今ならわかる。大抵のサラリーマン・キャリアウーマンにドラマに出てくるようなアフターファイブというものはない。ベストな状態で挑むためにも、時間を有効活用するためにも、仕事以外の健全な出会いは仕事をする前でなければないのだ。

 当時の派遣仲間にも、ラッシュの電車を避けるために早めに会社付近のカフェに出向き、資格を取るための勉強をしているという女の子がいた。結局、通勤する社員の人目が気になって、やらなくなってしまったらしい。ひょんな理由で、朝活は打ち砕かれる。

 わたしはというと、やはりおうちが1番なので、空の写真を撮り、空に想いを馳せ、心ゆくまま朝から日記を書いていた。流石に4時には起きれたことはないのだが、今はだいたい6時から7時の間に起きている。

 在宅勤務が始まった3月からの朝の流れは、空を愛でた後一枚の空写真を撮り、コーヒーを入れながらキッチン周りをコロコロしたりクイックルしたり、その後エンディングノートや日記的立ち位置のこのブログを書くというものである。誰にも読まれない日記を書くのと違って、誰かが読むであろう日記を書くのではかかる時間が倍以上である。在宅勤務が続いているからできることであって、出社する際は身支度に時間を奪われてしまい、この生活を楽しむにはもう少し早い時間に起きなければならなくなる。せめて5時台に起きて行動できたら、と思いはじめているのだが、思うだけでなかなか人は変われないものである。

 

 わたしは今の会社で、部署のタイムシートを取りまとめる係である。打刻システムを使ったWEB上のシステムでの入力な上、間接部門だから確認する内容が少ないので楽勝業務だ。庶務業務にもならぬ、隙間作業である。

 今月は、コロナ関係の助成金のための休業が登場したため、入力する側も混乱してしていてサクサクと取りまとめることができなかった。何名かに修正依頼をかける。今日の仕事も終わり、明日の自分のためにTODO内容をまとめる。再提出されるまでの待機時間を利用して、ほかの部署のタイムシートを覗き見することにした。目的は開始時間を見るためだ。

 在宅勤務だからということではなく、もともとフレックスタイム制の会社なので朝型チームが何人かいることを知っていた。その人たちが在宅ではどんな時間帯に仕事をしているのか気になったのである。

 1番早い人で6時台、遅めの人でも出社時と変わらぬ8時台には業務を開始している。17時前後には終業し、言葉通りのアフターファイブを自分の時間に使っていることが窺える。家庭のある人は、当然家庭のための時間を使っていると思われる。健全だ。実に健全だ。デキル人はやはり朝型だ!とまでは思わない。なぜならば、夕方派の中にもデキル人はいるから。脳が活躍しやすい時間は人それぞれなのだから。

 

 残念なことに、わたしは夕方から廃人と化する。夕飯を食べ、食器を洗い終えると、頭を使うようなことは何もできない。したとしても身に入らない上に生産性が落ちる。せいぜい、ハマっているリズムゲームをするか、見逃し配信の動画を見るか、憧れているブロガーが出した書籍を読むことぐらいが関の山なのだ。

 頭は使わず手を動かすクリエイト的なことを夜にしようものならば、脳が興奮してしまい眠れなくなるので不健康マーチを歩むことになる。防衛本能を壊さないためにも、夜に生産性のあることはしないようにしている。仕事も午前中に一気に作業し、その集中力が持つのはおやつの時間までである。よっぽど追われていない限りは、16時以降は明日へ心と脳味噌が持っていかれている。

 朝型の脳になっているので、朝の稼働時間をもう少し増やしたところだ。

 目覚められないのならば、夜の活動を見直せばいいのだが、大抵5時過ぎから目覚めてはいるので意識の問題である。目が覚めた後、時間を確認するためスマホを見る。そのまま布団の中でYouTubeを見てしまい、朝からインプットに時間を費やすのは何だかもったいないと思いながら、学習系YouTubeチャンネルを漁ってしまうのである。ためになるものもあれば、それって誰かの焼き回しだよねというものまで、実にもったいない時間である。そのインプットをアウトプットに変えることができたなら、人生まだまだ捨てたもんじゃないと思えるようになるかもしれない。

 

 何か、目覚めてすぐ起き上がれる魔法はないものだろうか。そう思い続けて数ヶ月、バカとしか言いようがない。そろそろ変えよう。朝型へ。朝活なんて小洒落たことはしないでも、朝に生産性のあることをするために。

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