Watana Bear's journey of life

旅するしろくま

いまいちばん読みたい本「クララとお日さま」はじめてのおねだり

 初めてのおつかい、みたいなノリでタイトルつけてみました。

 ことの発端は、先日、美容院を変えたことから始まります。今までは職場に近い美容院にお世話になっていたのですが、あまりのデブ性、もとい、出不精に、自宅からさくっと気軽に行ける距離の美容院にチェンジさせていただきました。

 夏からの放置プレイに痛みまくりで、とりあえず応急処置をオーダー。上京してすぐの頃から気になっていた美容院だったのですが、行ってびっくり「美容院」というよりは「頭髪の病院」みたいなところでした。「びよういん」だけに。なんつって。

 髪質改善をアピールしつつ、一時の見た目の美しさに惑わされない「痛まない施術」をモットーにしているらしく、一冊の教科書のようなものを渡され読みました。

 

「人の体は電気で動いている」

 

 その斬新な表現に心が惹かれてしまい、学びモードスイッチオン!

 確かに、脳の伝達物質も電気信号で送られます。なぜパワースポットと呼ばれるところで人は癒されるのか。それはマイナスイオンのおかげ。プラスの電気で酸化した体をマイナスの電気で中和してくれるから。そのうえプラスとマイナス、電気が流れやすくなってよく活性化されるとのこと。

 エネルギー不足とか、エネルギッシュとかよく表現されたもんだ。まさにエネルギー!気功など手当(霊気)もエネルギーと表現するしね。

 そして、ずばり、電気の流れが悪くなることを「老化」という。

 常日頃、ロボット化願望があった私は、老化という表現よりも、電気の流れが悪くなるという表現の方が、ぐさぐさーっと来たのでした。髪だけでなく体全体のエネルギーは大事にしなくちゃと思ったのでした。アイビバーックシュワちゃん風にセイ)

 

 人の体は電気で動いている。

 人の体は電気で動いている。

 

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 帰宅してもずーっとその言葉が頭から離れませんでした。

 その数日後、偶然にも発売されたばかりの「クララとお日さま」という本に出会いました。ゲームやSNSで利用していたHNと同じ名前ということ、お日さまが関連しているということに魅かれ、あらすじを読んでみると「AIのお話」ではありませんか。

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画像:ほんのひきだしより

 早速、無料サンプルをダウンロードして一気に読みました。

 このAIのクララ、ちょっと感受性が豊かなAIで、かなり親近感がわいてしまいました。お話はクララの視点で進みます。そして、クララの視点から見る人間。クララを取り巻く人間(AI含め)模様。読み進めていくと、どんどん引き込まれたので購入を検討します。

 ところが、kindle版なのに、3千円近くもするなんてありえないっ!と愕然とします。

 なんで?カズオだから?イシグロだから?それとも、ノーベル文学賞だから?発売前重版で、発売日にしてベストセラー入りだから?

 

ノーベル文学賞受賞第一作。カズオ・イシグロ最新作、2021年3月2日(火)世界同時発売! AIロボットと少女との友情を描く感動作。

Amazon商品説明より

人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱な少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作。

版元ドットコムより

全世界の注目と期待を集める本作の主人公は、なんとクララという名のAI搭載ロボット。海外のインタビューによれば児童書とサスペンスの構想が結実したもの

HAYAKAWA BOOKSより

この本の語り手クララは人間の形をしたAI搭載の機械です。10代の若者が大人になる手助けのために開発されたAF(Artificial Friends)、つまり「人工親友」です。物語の冒頭、クララは他のAFたちと店先に並び、買った人が外の世界へ連れ出してくれるのを楽しみにしています。その間、ウィンドー越しに街の様子を観察して、人間の世界をわかろうと努めます。そして孤独な人間たちに興味を持ち始めます。なぜなら人間の世界に入ったクララの大切な仕事は、「人の孤独」を癒すことなのです。

ほんの引き出し“作者コメント”より

並外れた観察眼を持つ「人工フレンド(Artificial Friend)」のクララが主人公。人工知能(AI)を搭載したロボットであるクララは、店を訪れる客や通りを歩く人々を眺めながら、いつか誰かが自分を購入してくれると期待していた。ついに、クララはある少女の家族と住むことになるが、実は一家には秘密があったというストーリー

映画.com ニュースより

 

 映画も待ち遠しけど、早く読みたいの。でも、しばらくおさいふがつらいの。

 

 人は電気で動いているけれど、感情に左右される生き物である。でも、その感情もまた電気エネルギーの一種である。

 

 ポイこと言ってみたよ。ポイこと言った感のドヤ顔してみるよ。まだ読んでないですけどね。

気になる方はこちらから覗いてごらん。

クララとお日さま

クララとお日さま

 

 

じゃっ!

 

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