Watana Bear's journey of life

旅するしろくま

小さいお部屋に大活躍のソファベッドと運命の出会い

今週のお題「買ってよかった2021」

2021年夏、コロナに罹患しました。幸い日中は微熱、夜に高熱になるといった状態で大事には至らず。ちょうど担当業務がメインでフル稼働の時期、コロナ禍のリモートワーク真っ只中だったため休まず在宅勤務を続けました。ベッドを机のそばに移動して作業、疲れたら横になる、そして夜になったら寝るといった状態でなんとかやり過ごしました。

コロナ禍で一気に太った体重と24時間ずっとベッドで過ごしたせいか、移動のためにベッドの上で立ち上がった瞬間に「ばきっ」という鈍い音がして、安物の息子のおさがりだったパイプベッドは、悲鳴を上げて再起不能となったのでした。

でも気づいちゃったのよね
わたし、書斎デスクと椅子いらなくね?って
 
あちこ

最悪の状況の中で気づいた「ベッド上でも仕事とプライベートの切り替えはできる自分」。ミニマリストを目指して断捨離に悪戦苦闘していた自分は、ケガの功名ならぬ、コロナの功名で「ちゃんとしたソファーベッドとサイドテーブルをゲットしたらもう何もいらない」ということに気づきます。

これからはベッドの上で、くつろぐ、シゴトする、寝る。
これができたらもう百人力だ。

理想のデスク兼サイドテーブルは、病院のテーブル。の、ちょっとこじゃれた感じ。ベッドは、こじゃれた民泊系ホテルのサブベッド。ソファにもなるし、ベッドとしてもちゃんと機能するものというのが譲れないpointです。

この二つがあれば、壊れたパイプベッドと、息子のお下がりで使っていたリモートワーク用の書斎デスクとおさらばできる。そんな思いを胸に、出会いを求めてAmazonまで向かう決心をしました。

 

***

 

鼻息を荒くして、マッチングアプリに登録した人のテンション同様、Amazonに向かう日々が続きます。

でも、そんなに素敵な出会いは簡単に訪れないってのが人生ってもんで。検索してはマッチしない日が続き、とうとう季節が二つ過ぎようとしていました。

ある日、いつものようにAmazonを閲覧していると、これだと思うよりも前に写真から目が離れない状態に陥りました。詳細データを閲覧するためにタップしてみると、世界は映画のストップモーションのような状態になり「かちゃ」っとはまる音がしたのを覚えています。

とうとうみつけた。運命の人。

そんな感覚を覚えていながらも、臆病だったわたしは自分の感覚を信じ切れずに彼のデータを確認し、自問自答を繰り返します。

身長は192cm、ソファとベッドを兼業するタイプの割には長身です。

ベッド時の幅118cm、簡易ベッド、ソファベッドタイプにはありえないセミダブルに近いサイズ。しかも、ソファからベッド、ベッドからソファへのスイッチ(手動式)は本体を動かさずに可能ときたら、スーパーめんどくさがり、ウルトラズボラ人のわたしにとっては200%マッチングな物件です。

今までお付き合いしてきたソファベッドたちは、身長166.8cmの私にとっては足がちょこんとはみ出ることがしばしばだったので、奥ゆかしく腰をかがめて寝ることが多く、ダイノジになって解放感を味わうなんて許されなかったのでした。

192cmもある殿方ならば166.8cmの私も、きっと、いや、絶対にすっぽりと受け止めてくれる!そう確信しました。

確信は確かなものだったけれど、まだ臆病者の私が後ろ髪を引っ張ります。もし、部屋に招き入れたときに違和感を感じたら?色合いや風合いが、私の五感とマッチングしなかったら?座っているときは楽なのか?万が一お別れする時になったら?などと、いろんなシチュエーションを考えてしまいます。

なんて臆病者なのでしょう。ときめく心と裏腹に、同じ過ちを繰り返したくないという思いが、決断を遅らせます。

何度となく検討してみても、あらゆるシチューエーションを想定してみても、断る理由は見つかりませんでした。

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ベッド状態の彼です。撮影のためプライベート(寝具)はお見せできません。もふもふの一味と枕が背もたれ代わりになってくれます。そして、手前右の膝上デスククッションがよく似合います。デスクがなくても膝上、桃上が机に早変わりとなります。

 

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朝が来て、ベッドからソファへと変貌を遂げる彼。わたしを見守るしもべ(もふもふ)たちにも、ひるむことなくソファ用の背もたれ一陣は立ち上がります。

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ぐんぐん立ち上がる背もたれ一陣。もふもふ一同は挟まらぬよう、緊張が走ります。

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事なきを得た一同。もちろんソファ時にも「膝上デスククッション」は大活躍です。

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膝上デスククッションでは物足りないときに出動してくれるのがサイドテーブル。仕事中もプライベートも、ひるむことなく呼べばいつでもヘルプに来てくれます。

このサイドテーブル、ベッド時の殿方との相性も良く、横幅を広げてベッドをまたぐこともできる優れもの。よき殿方には、よき伴侶が付くものです。

 

***

 

優良物件のため、あまり教えたくはないのですが、はてなのお題だったため投稿。2021年一番の出費&買ってよかったものの紹介でした。

運命の出会いってやつは、鼻息荒くしているときには訪れないものです。肩の力を抜いたときにふっと訪れるものなんだなと、映画のヒロインのような体験をしたひと時でした。

 

運命の出会いって「ビビビッ」じゃなくって、「かちゃっ」って音がなるらしいよ。

ほらっ・・・

 

「かちゃっ」

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