Watana Bear's journey of life

旅するしろくま

おバカが2週間モーレツに勉強して簿記3級にギリギリ合格した思い出を振り返る

今週のお題「試験の思い出」

先日、簿記3級試験に合格しました!

70点以上で合格のところを、70点で合格。本当にもう「リアルフェイス」だよ。♪ ギリギリでいつも生きていたいから~あぁ・・・だよ。

学生時代にあまり勉強してこなかった分、この年になって「わかるとたのしい」を実感。子供用教材のCMに「勉強が楽しいわけないじゃろが」と毒づいていた自分を抹消したいくらいです。

f:id:clara-stoopman:20220225230120j:plain

バタバタとストイックに詰め込んだ2週間の思い出を振り返り、せっかくなので、どうやってギリギリ合格したのかという、参考になるのかならないのかわからない記事を書いてみようと思います。

なんの得にもならないかもしれませんが「おバカが2週間モーレツに勉強してギリギリ合格した思い出」的なノリで読んでいただけますと幸いです。

とりあえず教材購入

実は、教科書と問題集を購入したのは昨年5月ころでした。漠然と「お金の勉強しておいた方が今後のためになる」と思ったのと、おととし秋のキャリア面談時に「簿記資格とれば~」的なことを上司に言われていたので、通勤路にある書店で購入してみたのです。

それっきり、コロナ感染(夏)&仕事の忙しさにかまけて数ページ読んだ後、積読状態。エンジンがかかったのは昨年のキャリア面談の後で、秋も更けた冬に片足突っ込んだころでした。

それでもチンタラ教科書を流し読みして問題を解いて終わる日々。このまま読む・解くだけで、だらだらと時が過ぎてしまうのではないかという不安を抱き始めたところに、教科書に挟まっていた「独学道場」のチラシを発見。教科書と問題集はすでに持っていたので、教科書・問題集なしパックにて申請しました。

第160回統一試験は2/27。そこをターゲットにしていたのですが、人込みが苦手な私はおそらく、いつでも気軽に受けれるCBT受験の方が向いていると思い、自宅近くで受けられる会場を探して申し込みました。

教材が届いてすぐに繁忙時期に突入。時間を取れる日とまったく取れない日とまちまち。そんな日々が流れて、気づけば冬休み。ダイエットと同じで「明日から」という空気が漂う毎日でした。

再始動したのは年明け後、日付が二けたになってからでした。

途中でやめたところから再スタートしようにも、一旦リセットされた脳はまたイチからやり直しになります。

f:id:clara-stoopman:20220225162525j:plain

▲がやらなかった日。×がやった日。半分は「明日から」と言って三角を塗りつぶしたように思います。

年末年始で中断する前に学習した単元は一切脳内に残っておらず、毎日「うかる気がしねぇ」と叫んでいました。

勉強スタイルを変更

せっかく購入したDVD教材ですが、あまり便利とは思えませんでした。ポータブルDVDプレイヤーにDVDをセットして、Chapter画面でリモコン選択、再生、先送りをしてみたい説明のシーンを出す。このアナログ感たっぷりの作業が「動画配信サービス慣れ」してしまった私には苦痛でしかなかったです。

けっして、購入した教材や講座内容が良くなかったというわけではなく、教材のタイプが自分には合っていなかったと解釈していただけると助かります。

どうしても苦手な単元があり、模試を解いても半分も点が取れず。とうとう解き方のコツのようなものをYouTubeで検索しました。

そこで運命的に出会った動画。

中途半端に苦手克服するよりも、まずは根本的に勉強の仕方から変えよう、そう思いました。2週間前なのに「1からやり直し」は無謀のようにも思えましたが、動画タイトルには「合格する」って提示されてるからね。

計画の立て直し

もう、イケボを信じるしかない。そう思い、たぬ吉先生が立てた2週間のスケジュールを手帳に転記。動画の項目と、教科書の項目を確認しながら書き写し、日付を割り振って完了。こんな風に勉強をすればいいんだ、という勉強の進め方、計画の立て方の勉強にもなりました。

完了した項目は取消線を引いて、達成感を体感しモチベーションを次につなげます。

f:id:clara-stoopman:20220225164241j:plain

子どもの頃から勉強することがなかったわたしは、ちょっと頑張るとすぐに力試しをしたくなるのですが、すべての単元を1巡するまでは禁止にしました。

運よく祝日が入ったので、進捗が少し早くなり、ラスト一週間は「模試を受けては間違いを振り返る」を繰り返しました。少しずつ点数が上がっていくことがうれしい反面、満点を取れない焦りと苦手が残っている悔しさとグルグル状態。

f:id:clara-stoopman:20220225164610j:plain

2問目に苦手が出ると70点台、苦手が出ないと80~90点。もう少し時間があれば苦手をつぶす余裕もあったと思いますが、結局最後は「模試→振り返り」で、点数が取れる安心感を得ることに時間を使ってしまいました。

結果、本番でまんまと苦手が出て、脳内フリーズ。解いた問題を見直すこともできずにタイムアップでした。

今となっては、苦手項目だけでももう一巡インプットとアウトプットを繰り返せばよかったなと、後悔先に立たずです。

勉強の仕方を教わった

計画の立て方も大事だけど、立てた計画を実践していくこともまた難しいわけで。いかに「効率のよい勉強の仕方」が重要なのかを実感しました。

隙間時間に動画視聴で耳からインプット

たぬ吉先生の動画は、端的で無駄がなく、話すスピードがちょっと速めで脳内にがーっと入ってくる速度です。

手を動かせないときはiPhoneiPadから常に視聴し、散歩や通勤時も映像を見なくても音で聞き、常に簿記に触れることができました。

これからの塾や予備校は当たり前に「動画配信」になっていくのですね。いつでも見れる、どこでも見れる。好きなだけ繰り返し視聴ができるのですから、断然効率が良い。

インプットとアウトプットを繰り返す

勉強もスポーツと同じで繰り返しが大切なわけですが、一冊の問題集を繰り返し何度も解く。なぜ間違えたのかを教科書に戻って再インプットし、間違えずに解けるまで何度も何度もその往復を繰り返す。

余りにも解けないと、もっと自分に合ったわかりやすい教材があるのでは?と浮気をしたくなりますが、そこは我慢です。

これは、簿記だけでなく、なんでもそうだと思いました。身に付けたいことをインプットしたら、まずアウトプットしてみる。そのアウトプットが上手にできるようになるまで、なんども繰り返しインプットする。

ビジネス本やノウハウ本も同じことが言えますよね。本を買い集めるだけのコレクターでは、身につかないのです。

制限を設ける

まずはタイムリミットを設定する。習得状態が大体OKになってきてからの受験申請ではなく、教材購入と同時に申し込みをしたことが良かったと思います。結局前半ほぼやってない状態でしたが、最後「試験まであと2週間」という制限がなければ、こんなにもストイックにならなかったわけですし。

受験日までの学習計画を立て、習熟度や進捗が大きくズレ始めたらすぐに立て直して計画を作り直す。日付ごとに書き出したリストは、動画と教科書の細かい単元と目安の時間。その日、これだけは絶対にやるというリミットをかける。

習熟度に関係なく、とにかくやったら打消し線をひいて「やった」感を味わう。その繰り返しがなんだか自信にも繋がっていきます。

1日の勉強時間に対する制限ではなく、「ここまでやる」という制限。ついつい無理をしてしまいがちになりますが、短期間で消化するには、必要不可欠な制限でした。

習慣化する

繰り返しが大事なのはわかるけれど、日々「モチベーション」を維持できるほど聖人ではないわけで。ならば「条件反射」「生活動線」を利用して、勉強をするスイッチをたくさん作ってしまえ大作戦です。

ご飯を食べたら甘いモノ。甘いものを食べたらお酒。そんな変な条件反射が身についていたわたしでしたが、それを少しだけ変えました。

ご飯を食べたら、30分休憩して散歩に出る。

リモートワーク&外出自粛などで体力不足が悪化したことを改善したく、どのタイミングに散歩を持ってくれば習慣化されるのか考えた結果です。

そこに簿記学習を抱き合わせました。

30分腹を休ませる時間に、簿記の動画をiPadで鑑賞しながら茶碗を洗う。

そして、散歩をしながら動画を“聞く”。

勉強が終わったご褒美に呑む缶酎ハイを一本散歩中に調達してくる。(ついでに翌日の食材も)

帰宅後、ついつい酒が飲みたくなるところだけど、酒は冷えていないものを購入してきて冷蔵庫で冷やすはめに(自分でトラップを仕掛ける)。

その間に視聴した動画の内容をアウトプット(問題集)してみる。アウトプットしてみるとわからないところが出てくるので、自然と教科書を振り返るはめになり、気付けば熱中し、缶酎ハイはひえひえに。

その日の計画項目が終わったら、冷え冷えをぷしゅーっ!です。

まとめ

大した内容ではないのに、長々と振り返りにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。最初は、ただ資格が取ればいいとチャレンジしましたが、終わってみると「ちゃんと理解したい」という悔しさに似た思いが湧いてきました。

2級はもっと時間を大切にして、計画的に勉強したいと思っています。

簿記3級の受験を通して、夜勉強するという習慣も身に付けました。ラスト1週間くらいはお酒も飲まなくなっていたので、何かに没頭することは「健康」にもよいことなんだなと思います。

生涯学習

どんな学びも「試験を受ける」「発表する」など、ちゃんと目標とリミットを付けて没頭すると、生活習慣&脳の刺激になるのですね。きっと。

TOP