Watana Bear's journey of life

旅するしろくま

いろんなフィルターがかかった初恋3

お元気ですか。

最近、夕食後に散歩に出かけています。日替わりでコースを東西南北に変えているのですが、今日は新宿中央公園に行ってきました。眺望の森という素敵な場所が2021/3月にオープンしたのですが、夜はカップルが多くてドキドキします。利用時間は22時までなので、それまでのイチャコラタイムです。

ドキドキしながらも、平気でカシャカシャ夜景撮影できるところが、オバサンになったなと我ながら思います。

今日は、そんなオバさんにも初恋があったのよね、というお話です。

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幼稚園を卒業してすぐ、神奈川から遠く秋田に引っ越してきました。入学式までの間は、知らない土地で友達もいなかったためほとんど家で過ごしていました。

ひょっこり遊びに来てくれた女の子と男の子。近所に住む兄弟でした。女の子はひとつ年上のお姉さん。男の子はわたしと同じ年で春から同じく1年生。少し年の離れたお兄さんと3人兄弟ということで、土地感も友達もないわたしと一緒に毎朝登校してくれることになりました。

お兄さんお姉さんより先に帰宅し、同じクラスだったふたりは近所にあった大きな砂山で遊んだり、学研と科学の付録を交換しあったりしました。ひとりっこだった私は、4人目の兄弟になった気分でいたかもしれません。

登校も一緒、下校も一緒の二人を、担任の先生は微笑ましく見ていたのでしょう。

ある日担任の先生から、とある文集にわたしたちのことを書きたいと申し出がありました。どんな内容のことを書くのかわからないうえに、題材にされることがどういうことなのかもよくわからず、のほほんとしていました。ところが、出来上がった文集をもらって読んでみて複雑な気持ちになりました。

内容を要約すると、教師生活を通して私たちの登下校の様子を微笑ましく見ていると、自分の初恋を思い出したというエッセイのようなもので、冒頭部分にわたしたちのことが描写されていたのです。

ですが、その描写は記憶にない出来事。学校でのシーンは先生がフィルターをかけて見ていたとしても、家庭での出来事は100%創作。え、作り話?と正直思いました。しかも「あっちゃん」とニックネームで記載されていたのですが、わたしは一度も呼ばれたことがなかったのです。

7歳にして「事実をもとにしたフィクション」の当事者を経験しました。

その後2年生になり、お兄ちゃんは卒業、お姉ちゃんはお友達と登校、わたしは寝坊しがちで待ち合わせの時間に遅れ、男の子は怒ってあきれて先に登校。うっかり遅刻しょうものならば「俺が迎えに行ったときまだパン食ってたぜー」とクラスに言いふらす始末。微笑ましい初恋なんてすでに面影はなく。

モデルがいる創作物は、事実を知るとがっかりするものですが、まさにそんな状態です。

もしかして、わたしは先生の大切な初恋の思い出をけがしてしまったのでしょうか?。先生が文集に書いたことを後悔してなければいいのですが。

逆に、先生がフィクションにしてくれたおかげで、若干補正がかかり「甘酸っぱい初恋」のイメージを保つことができています。

相変わらず自堕落な生活を送りがちで、幼馴染が今のわたしを見たらどう思うのかが恐ろしいです。どうか、彼の初恋が汚れていませんように。

 

恋心というよりは、兄弟愛に近い存在だったわけですが、生まれて初めて男の子をいいなと思ったエピソードはこちら。

clara-stoopman.hatenablog.jp

ちなみに、コナンの次に「おぉ!」とおもった少年“初恋2”はメンドクサイので記事にしませんが、あばれはっちゃくです。俺様系は苦手ですが、昭和に多く生息していた不器用なガキ大将は好きです。ちなみに、のび太ジャイアンも嫌いじゃないです。

 

ではこのへんで。ご自愛ください。

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