自由に旅して仕事をしていくために
おげんきですか?
荷物をコンパクトにして、自由に旅する準備を進めましたが、実際旅をして生きていくためには収入源がないといけません。わたしはこの先どのようにして、生きていくための収入を得ていくのか、つまり何を仕事にしていくのかを、具体的に考えなければいけないと思いました。
今日は、最近考えている「これからの自分らしい仕事・働き方」についての話です。
わたしには憧れの自由人が二人います。
ひとりは車寅次郎、もうひとりはスナフキンです。
MOOMIN公式サイト(日本版)より
車寅次郎の職業は香具師(テキ屋)です。あの見事な啖呵売の口上は、見ているだけでエンターテイメントです。人を喜ばせ楽しませ、もちろん商品の魅力も伝えるのでしょうが、多くは楽しませて買う気にさせる口上そのものの対価としての売上なのかもしれません。
人を楽しませることによって対価を得られるって、憧れます。
そしてもう一人、スナフキンの職業は作詞家であり作曲家でもあります。寅さんがエンターテイナーならば、スナフキンはクリエイターです。ムーミン谷が冬眠する季節には南に旅し、春が来るとまた谷に戻ってくる。そして旅先で得たものを表現し、形にすることで谷のみんなを楽しませるのでしょう。
自分が表現したもので誰かの感情を動かし対価を得る、これもまた憧れます。
***
昔、ペンタブレットの練習がてらに書き始めた4コマ日記が、息子にバレて読まれてしまった時、息子は大爆笑していました。自分のことをネタにされて、憤慨するかもしれないと思っていたので拍子抜けしました。それ以上に、笑ってもらえたことがうれしかったのを覚えています。自分が表現したことに対し、だれかの感情が動く。その瞬間を目の当たりにし、喜びを知ったのです。
書き始めの頃のシロクマ(2009年頃)
エンターテイナーとクリエイターの違いとは、なんなんでしょうね。
息子はエンターテイメントの世界に片足を突っ込みながら、日々やっていることはクリエイターのようなことをしています。
笑いを作る。お客さんを楽しませるための舞台や映像をつくる。ファンが求めることには対応をし、喜んでもらう。本人たちは「金のためなら何でもやる」と言っていますが、裏を返せば「人を笑わせ、喜んでもらえることなら何でもやる」ということです。
私も、何かを表現したことで誰かに楽しんでもらえることを仕事にしていきたい。
何を、どんな手段で表現し、誰に向けて作るのか。笑わせているのか、笑われているのかわからないような人生でもいい。だれかが笑って楽しんでくれるのならば、それだけでわたしはうれしいのだから。それが仕事になるのならば、最高にしあわせです。
死ぬまで、誰かのために何かを表現し、何かを作り出す人生でありたいです。
それではまた。ご自愛ください。