わたしのひなまつり 2021
今週のお題「雛祭り」
イベントごとにはあまり関心はありませんでした。
1年間おうち生活をし、パソコンやスマホ越しにしかコミュニケーションを取らなくなったことで、人間関係の余計なストレスは減りました。でも、その分楽しさも減ったように思います。
人と一緒に何かをするって、実際に会うから得るものもあるんだなと改めて実感させられた1年です。
楽しみが減ると、人間「食」に楽しみを求めるようで、ついついスーパーのイベント販促に乗っかった買い物をしがちになります。店側と客の一体感みたいなものを感じるんでしょうか?
女子の健やかな成長を祈願するというよりは、桃の節句にて穢れや厄除けをする感覚で便乗してみました。
ちらし寿司とひなあられなどを購入。残念ながら菱餅は売り切れていました。白酒に挑戦してみたかったのですが、1本購入して口に合わなかったらもったいないなと思い、レジ横に陳列されていた新商品(レモンサワー)を購入。雛人形はスーパーの販促グッズレシピの中にあった飛び出す絵本を工作。
それぞれの意味を噛み締めながら食べました。
- 海老:長寿祈願
- 蓮根:見通しが立つ
- 豆:マメに働く
- 白色:穢れのない雪
- 緑色:新緑
- 桃色:厄除け
- お酒:浄化
我が家には女児がいないので、ハマグリ(良縁・貞淑)は省略です。
先日散歩に出かけた時に、花屋で桃の花や桜の花が売られているのをみて、購入を悩みました。おうちに数本の花枝あるだけで、きっと華やかな気分になるのだろうなと思いながらも、捨てるときの切なさを思ったら購入はできませんでした。
やっぱり花木は地べたから生えているのを愛でるのと趣が違います。
*
ひとりでプチひなまつりを楽しんでいたところに息子が帰宅してきました。ひなあられをすすめると「なにこれ?」と質問が。
ひなまつりの存在は知っていても、ひなあられの存在を知らなかったとは、驚きとともにイベントごとにちゃんと触れる機会を持たずに来たことを、ちょっとだけ反省したのでした。
時間とお金に余裕があったら手作りして楽しむのかな、と書きながら想像してみましたが、今のわたしにはもう「料理を楽しむ」という気持ちは残っていないようです。
こういったイベントの料理は、プロが作った美味しいものを楽しむというのが、わたしには合うようです。いつか、日本一のお寿司屋さんが作ったちらし寿司を食べることを夢見て…
じゃっ!