Watana Bear's journey of life

旅するしろくま

自分のために本気になったことがないわたしだから、人生最後に自分のために本気になってみたいと思うのです。

f:id:clara-stoopman:20210515215708j:plain


 桶屋が儲かりまくるほど風が吹きまくっている。梅雨入りはどこへ行ったのか、空は夏っぽいのに、風が北風なのが気持ちが悪い。

 朝活しようと思ってから、なぜか朝起きれなくなってしまっている。リアルな夢のせいで朝どっと疲れてしまい二度寝してしまうからだ。当然ブログを書く回数も減って来ている。

 

 自慢になってしまうかもしれないが、わたしは人生で失敗をしたことがない。人生そのものが失敗だったと言われかねないのだが、失敗したことがないという意味合いは「目標に掲げたことで失敗をしたことがない」という意味である。受験、就活、再就職。資格取得。全て一発で仕留めてきた。

 でも、全て自分のためではなかったということに気づいたわけで。

 受験は行きたい学校ではなかった。当時行きたい学校は高卒の資格が取得できなかったので、せめて高卒はと大人たちの説得に負け、現状の成績で入れる高校を選んだ。入れる高校を選んだのだから当然受験勉強はしなかった。見かねた母が家庭教師を付けたが、与えられた宿題をこなす意外は、ひめくりカレンダーをこさえていた。受験まで後何日。卒業まで後何日。後は制服が映えるように筋トレと謎のダンシングに勤しんでいた。

 部活動も、入りたい部活ではなかった。入学前の春休み期間に先輩に呼び出され、出向いた部活動の練習。「いや私、高校に入ったら美術部に入るつもりなのです」と言えず参加し、入学後も流れで入部する形となった。そんな中途半端な気持ちで入部したのに、休むことなく活動した。授業を受けずにサボった日も、下校する生徒をかき分けて、部活のために登校していた。出席日数が不足しなかったのは、部活のおかげかもしれない。

 就活も、理想と現実に打ちのめされて憧れていた職業を諦め、校内の求人票で最高年収の就職先を選んだ。入社後、専門職に異動することを前提に合格通知がきた。異動に同意ができなければ不合格である。就職担当に相談し、不本意ながらも入社したものの、産休制度がなく、不本意ながら退職を余儀なくされることとなる。

 結婚は住宅ローンと子供のためだった。その後、離婚届を役所にもらいに行ったことがある。逆に離婚されてもおかしくない状況を作ってしまったこともあるが、子供が成人した今も離婚はしていない。

 再就職もそうだった。妥協と収入アップと現状のスキルで受かりそうなところばかりを狙ってきたのだから、当然外れるわけがない。転職を繰り返し、現在はもう自分の持っているスキルで転職するのは難しいと思える所まで来た。これ以上の収入アップを目指すのならば、ここで評価を上げていくしかないと思ったから今の会社にとどまることにした。人生チョロいなんて思った事はないが、思えば叶うモノだと思っている。

 ただ、それは、自分のために選んできた道ではなかった。

 自分のために始めた趣味は続いていない。ことごとく1−2年で廃業してきているのである。飽きるというよりは、好きなことをしている=道楽という思い込みから、熱中すればするほど楽しめなくなってしまい、熱が冷めるのである。趣味はなんですか?特技はなんですか?と聞かれても力説できるものは何もない。

 

 わたしは人生で一度も自分のために本気を出したことがないのである。

 このまま、死んでたまるか。

 

TOP