健康的な「鼻」のために手術をすることになった息子
鼻炎がひどくて自分の鼻水におぼれそうになった息子が、鼻の手術をしたくて「鼻のクリニック東京」の門をたたきました。
初診では、問診と内視鏡により診察してきました。今回は2回目の診察「効果判定」についてです。
効果判定とは、本当に手術が必要かどうか、必要ならばどんな手術をすればいいのかなどを判断をするために行います。
1か月間の鼻洗浄とステロイド点鼻薬を朝晩行った結果
市販の点鼻薬が使えなくなるため、症状がつらくなるのでは?と心配はしていましたが、息子の場合は、後半戦「手術いらねんじゃね?」と思うくらい改善されていました。
手術には数種類あるのですが、もし手術をすることになっても一番軽度な(金額も軽度)な手術で済むのでは?と、期待値が上がります。
そして、運命の「効果判定」。
診察・検査の結果、息子に下された診断名は「慢性鼻炎」「鼻中隔彎曲症」。手術はあっさりと「必要」とことでした。
初診で撮影した鼻の画像は、本人がびっくりするほど鼻の中の通り道がありませんでした。毎日鼻洗浄とステロイド点鼻薬を行ったことにより、症状が軽くなった息子は、いくらか鼻の画像の腫れも収まっているだろうと予測。ところが、初診の画像と1か月後の画像には、1ミリも変化はなかったとのこと。
治療計画と手術の種類の説明
先生も息子も、悩むことなく手術をすることになりました。手術の種類は「後鼻神経切断術」「下鼻甲介手術」「鼻中隔矯正術」の3種類。
では、手術さん兄弟がどんなものなのか、簡単に説明を。
後鼻神経切断術
- 慢性鼻炎に対処するための手術で、くしゃみ鼻水、粘膜の腫れによる鼻閉に効果
- 鼻と脳をつなぐ神経(副交感神経、知覚神経)を、鼻の奥で神経だけを切断する超微細手術(内視鏡手術)
下鼻甲介手術
- 分厚くなった鼻の粘膜を、粘膜下組織と骨の一部を吸引切除
- 鼻の通気性を高めることが目的
鼻中隔矯正術
- 「鼻中隔(鼻の中央にある仕切りのようなもの)の彎曲を矯正し、左右の通気量のバランスをとることが目的
- 粘膜は残したまま、彎曲している軟骨と骨を切除(内視鏡手術)
手術に伴う合併症
手術には当然、リスクがつきものです。手術に伴う影響や合併症は個人差があり、必ずしも症状が出るとは限りませんが、想定しておくことが大事です。
読めば読むほど、最悪な状態を妄想してしまうので、さくっと読み流しておしまいにします。念のため息子にも、リスクを背負ってまでも手術したいかと、確認しました。
彼は迷わず答えました。 ー 普通の人の呼吸がしたい。8時間睡眠ですっきりしたい。
切ない望みだと思いつつも、かなり切実さが伝わりました。睡眠時間は大事だなと。
とりあえず、症状が出たらじっくり読むことにして、緊急連絡先と連絡方法だけチェックに留めました。
基本は日帰り手術
鼻のクリニック東京の手術はすべて入院なしです。「日帰り」もしくは「ホテルステイ」となるのですが、日帰りの条件というのがあります。
- 帰宅時と帰宅後に、家族の付き添いが可能であること
- 公共の交通機関を使わずに、自家用車もしくはタクシーで帰宅が可能であること
- 上記移動の所要時間が1時間以内であること
公共の交通機関が使えないことに若干困惑しましたが、幸いタクシーで帰宅できる距離であり、料金も必要経費の範囲内で済みます。
付き添いには休みを取ることにし、帰宅後は幸いテレワーク中なので完全看護体制ですので安心です。
手術までの流れ
手術することが決まったら、日程を決めてハイ手術!とはいかないようです。
帰宅後、手術の希望日を後日連絡します。
手術当日は同伴者が必要とのことで、息子の仕事の都合と、わたしの仕事の都合が合致した時期を電話で連絡。予約が確定したら、後日「治療計画と手術費用の概算」が書面で送付されてきます。
では、次回!「手術前検査」と「書類のあれこれ」についてです。