旅するシロクマ

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46年前の「おすわりアート写真」に見る、父と母の子育て

必ずしも幸せな事ばかりだとは言えない子育ての中に、ささやかながらも楽しみを見つけているママさんたちに出会うと、ほっこり幸せを感じます。

その楽しみのひとつとして「おひるねアート」「おすわりアート」があります。

おひるねアートとは
「赤ちゃんに背景や小物をつけて撮影する、赤ちゃんと一緒に作るアート写真」

おすわりアートは、上記のおすわりした状態のこと。
何年か前にテレビでも話題になり、ブームになっていることは知っていたのですが「おひるねアート協会」なるものが設立されているとは知らず、びっくりしました。子どもが寝ている束の間の時間を、子どもを起こさないように素早くアートに仕上げる写真遊び。各地でイベントまで開催されているそうで、相当にぎわっているのでしょうか。

そんなに大流行なら、46年前に父が撮影したおすわりアート作品でも応募してみようかなと頭をよぎった次第でございます。

くららねこぜまんが生まれるまで

8人兄弟のブービームスコ(下から2番目)と、3人姉妹のブービームスメ(真ん中)が1970年にお見合いをして出会いました。母は、一番下のムスコが来るものだと思っていたそうで、当日来たのがブービームスコでちょっとがっかりしたと後に語っています。

そんな割には、アルバムの中には「2人がイチャイチャしている写真」が残っており、「あぁ、お見合いでも恋愛に発展するものなんだな」と子供ながらに思っていたものです。

くららねこぜまん誕生

そして1972年、二人にとっては目に入れても痛くない、かわいい子どもが生まれます。

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写真好きだったの父にとって、写真は表現方法の一つだったと思われます。母とのイチャイチャ具合が伝わってくる写真たちも、作品としての愛情も伝わってくるので、バカップルを見させられているような嫌悪感はありませんでした。そして、父の表現のターゲットに、わたしも加わります。

写真から感じ取る親の思い

46年前に「おすわりアート写真」のモデルを体験した、くららねこぜまん。

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ぜんぜん、アートじゃねーしっ。おひるねアート協会からクレーム来るしっ。
言い逃れる策を準備しておかねばだし。

この写真の意味合いとしては、父の父、つまり祖父なのですが、近所で有名な「お酒の人」だったわけで、その孫娘ですからきっと呑兵衛になるだろうという、娘への愛の陰に、祖父に対する愛も込められていると思われます。

残念なことに、わたしは「お酒の人」にはならず、どんなに飲んでも変わらない「ザルのような人」となってしまいましたが。

その後、目に入れても痛くなかったかわいい娘も、徐々にめんどくさい娘にかわり、二人にとっては目の上のたんこぶとなったのでした。

父は、自分の子育てを失敗だったと言います。それでも、わたしは自分自身を失敗作だとは思いたくないですし、この写真からは少なくとも父と母が子育てを楽しんでいた時期があり、その楽しみを提供することできたと思っていたいのです。

親にとって自分が「楽しみ」の材料になっていることを知ると、ささやかながらも幸せになれるものなんだなぁと、子どもの立場になって考える今日この頃。 わたしのアルバムの中で、ほっこりすることができる「自分の写真」なのでした。


参考:一般社団法人 日本おひるねアート協会 www.ohiruneart.com

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