Watana Bear's journey of life

旅するしろくま

心や思考のコリをほぐす#494

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clara-stoopman.hatenablog.jp

コロナ過でしばらく会えない友人たちとLINEグループでメッセージを交わし、自然と話がネガティブになりがちだったので「人生で一番笑った話(直近でも可)」というお題を投下したのが前回の話。

 その翌日、一人二人と返答が返ってきたのだが、当時の当事者ならば笑えるはなしなのだろうが、事実が思い出に変わったとたんにそれは「ほっこりエピソード」に変わるような内容だった。

 それぞれが感じた「ほっこり」をお返しすると、涙腺が崩壊し始めたようで自然と「浄化」へと変わっていった。みんな口にしないけれど、我慢を虐げられる日常と逃げ場のないストレスで、みんな辛いのだろう。

 耐えきれなくなった一人が、心の内を明かす。職場の人間関係を通してぐるぐるし、自分という人間がわからなくなっているとのこと。正直、今すぐあっておいしいお酒と食事をいただきながら語り合いたいと思った。でも、時代というか、世間というか、そんなことが許される“空気”ではないので、だれも口に出さない。

 ガッチガッチに絡まってしまったネックレスのチェーンを、ゆっくりほどくようにメッセージを交わす。なにが辛いのか、どうして辛いのか、どうしたいのか、どうしたら解決になるのか。ひとつひとつ紐解いていく。

 エネルギーが低下しているときは、変えられないことに苦悩をする必要はなく、ましてや大きなエネルギーが伴う改善に注力するよりも、自分でコントロールできることにフォーカスしていけばいい。何もかもしょい込もうとしてエネルギーをすり減らしているのだから、省エネ活動をすればいいのである。

 大事なものだけを残して、どうでもいいことや嫌なことは切り捨てていく。わたしたちは、あらゆるエネルギーに囲まれて生きている。断捨離が必要なのは物質だけではないのである。

 結局、思考の切り替えをするという着地点は、職場の改善にはつながらないけれど、気持ちがすっきりしたと言ってくれた。

 あぁ、結局わたしの「笑ったエピソード」は相変わらず思い出せないままなのだけれど、わたしが何を書きたいのかが見えてきた。わたしは、文章を書くことで人の心をほぐしたいのである。

 

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